鼻内視鏡手術(鼻中隔矯正術、粘膜下下鼻甲介骨切除術 経鼻的翼突管神経切除術)の3点セットです。
鼻づまりが酷く耳鼻科を受診。CTスキャンしたところ鼻中隔の湾曲が見つかりました。
日をあらためて、オペをする院長の診察を受け、手術を勧められました。
はい。もともと日帰り手術を希望していたので想定内です。
切除するのは、①鼻中隔の曲がった部分、②両下鼻甲介骨、③翼突管神経の後鼻神経切除
保険適用(3割負担)で20万円です。高額医療になるので限度額摘要認定証があれば立て替えも不要です。実際の負担金額が所得によって変わりますので所属する健保に確認してください。
<手術当日>
オペの3時間前まで食事可能、水分や内服は45分前まで可能
受付にて手術費用を支払います。
上着を手術着に着替えます。
①鼻に麻酔薬を染み込ませたガーゼを詰めます。
②再度、手術の説明を受けます。
③手術台に仰向けに寝ます
④抗生物質を点滴をします。
⑤眠たくなる薬と痛み止めを注射します。 昔の歯医者の麻酔と同じくらい痛い!
⑥心電図、血圧計、血中酸素濃度を測定するクリップを付けます。
手術開始
顔に布を掛け、鼻を出した状態で寝ます。
先生と看護師が何か会話をしていますが、よく分かりません。
眠たくなる薬のおかげでしょう。
時々、軟骨を削る音なのか聞こえてきます。
手術の途中から、恐ろしく鼻が通ります。
合計90分ほどで手術が終わります。
折角なので取り出した軟骨を見せてもらいました。かなり大きいです。
手術が終わって、鼻の通りも良くご機嫌だったのは言うまでもありません。
ここまでは良かったんです。だがこの後、坂道を転がり落ちていきました。
帰宅後、だんだん麻酔が切れて鼻がうずいてきます。
ロキソニンを飲んで対応します。余裕です。
夜になって鼻から出血が始まりました。
ぽたぽたと落ちます。幸いにしてティッシュを山ほど使えば対応できるレベルです。
洗面器に受けるほど出血したら電話してくださいと先生が言っていたことを思い出します。
これはまだ耐えられます。
鼻出血とほぼ同時に鼻の詰め物(圧迫止血する素材)が血を吸ってパンパンに膨れているのか鼻呼吸ができなくなります。
苦しい。苦しい。
突然、口呼吸だけにしろといわれても難しいです。
水分補給も食事も美味くできません。上手く喋ることもできません。
もちろんまともに眠ることもできません。
手術の終わった夜が一番苦しいです。手術したことを後悔するほどです。
<2日目>
少し痛みがありますが、むしろ違和感の方が大きいです。
鼻からの出血は鼻汁へと変わっていっていました。
相変わらず上手く水分補給も食事もできませんが、前の晩よりは楽になります。
でも、睡眠はガタガタです。諦めてください。
2日間は有給を取っていたのですが、夕方頃に翌日も休むことを決断し、会社の上司に連絡しました。
<3日目>
痛みは殆どありません。
口呼吸で不自由すること、変な声になること以外は問題ありません。
鼻汁も殆ど出なくなります。
<4日目>
詰め物を取り出す日です。
先生が細い道具でつまみ出します。煙草より太いのが出てきます。
あまり痛くはないですが、あとから痛みが来ます。
20~30ほど処置室で出血がないか様子見します。
幸いにして、詰め物を取りだしたズキズキするような痛み以外は問題ありませんでした。
鼻洗浄器で洗い、超音波ネブライザーをして診察&処置が終わります。
鼻洗浄器は院内で購入することができましたので、一緒に会計しておきました。
これで朝晩の2回鼻を洗浄します。
鼻を洗うって痛そうですが、生理食塩水と同じ濃度に調整されたぬるま湯なので全く痛くありません。むしろ快適です。
片方の鼻から水を送るともう片方の鼻と口から洗浄液が出てきます。繋がっていることを実感できます。
以後は、最初の2週間ほどは週2回の通院、次の2週は週1回の通院と聞いています。
日帰り手術ですが、社会復帰するには鼻の詰め物が取れるまで待った方が良いと思います。どうしても休めない人以外は休むことをお薦めします。一泊二日の手術で対応している病院もあります。
#鼻中隔矯正術 #粘膜下下鼻甲介骨切除術 #経鼻的翼突管神経切除術